2020年05月15日

修理が大変なカメラ

どうもさとしです。
以前修理しててなんのカメラが大変でした?って話になったことがあります。
それは修理人それぞれですが、構造が複雑なカメラだったり、今までやったことないカメラだったり、部品が壊れてて新たに作らなきゃいけないカメラだったり、色々意見がありますよねー。
僕の思う大変なカメラは、
「設計者よ。なんでそーなった!?」というカメラです。
それってどんなことなん?て思うかもしれませんが、例えば
『一番負荷かかるギアなんで鋳物にしとんねん!』(マーキュ〇ー)とか
『そんな勢いでシャッター切ったら壊れるやろ!』(アメ〇カのデトロー〇とかアー〇スとか)
があります。
中でもよくあるのは
『なんで距離計調整つけてないねん!』ってやつです。
カメラはとっても良いのにそこだけダメなやつってけっこうあるのですよね。。。
P5150718.JPG
あえて名前は伏せますが(詳しい人なら見ればわかるかw)このカメラとかとっても面白い作りなのに距離計のみもったいない感じなんですよね。この上の画像は距離計調整のところが開いてる状態なのですが、この上カバーをとるとどんな作りかわかります。
Snapshot_11.png
こんな感じ。この丸いつまみをピンセットとかでエイ!ヤー!ってぐりぐり動かして調整するのです。左右像は下の2本のネジでだいたいのとこであわせて後は閉めて上下像と左右の微調整をするのですが全然あいません。。合わせても時間が経つと金属の戻る力でずれます。。0.1ミリでもずれると凄く上下左右ずれるので本当に大変です。
まだこのカメラはぐりぐり系でも上下像あわせられるから良いですが、ハーフミラーの固定のみで決めてるやつもあります。その場合調整だけで1日かかっちゃう事も。。。固定して時間が経つと糊や金属膨張などでずれますので。。。このようなカメラは当時どうやって調整していたのでしょうか。。根気でしょうかね?
こういったカメラはドイツカメラではあまり見受けられません。なんでだろうと考えたのですが、以前聞いた話によると、昔々ドイツのカメラメーカーは自社のカメラで問題があったら数年間は無償で対応しなきゃいけないという法律があったらしいです。そのためリスクヘッジをしっかりしていたのでカメラの性能もとっても良かったのでしょうかね?
当時はメーカーとしても絶対補償とかしたくなーい!もー政府めんどくさい法律作りやがって!って思ってたのかもしれませんが今となってはドイツクラシックカメラの盤石な基礎を築いたのはこの法案のおかげかもしれませんね。
posted by さとし at 21:46| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
「あ〜もう!」って声が聞こえてきます。(^^)
Posted by がたぱしゃ at 2020年05月15日 22:49
>がたぱしゃさん
ほんとそれですよね〜。やったことないカメラの軍幹部開けてこーなってた時の絶望感たらもう。。

>「あ〜もう!」って声が聞こえてきます。(^^)
Posted by さとし at 2020年05月16日 09:00
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