2018年11月29日

カメラの革あるある

カメラ修理をしている方々とお話しするとそれぞれの得手不得手があるそうで・・・
シャッター幕の交換が得意だったり、レンズのクリーンが得意だったり人それぞれ。僕は機械部分の修理は好きですが、カメラの革を新規で作るのが苦手ですもうやだ〜(悲しい顔)
海外のカメラは革を使っていることが多く、きれいにはがせばまたきれいに元に戻ってくれます。ビニールでも案外きれいに剥がせますね。
ライカに代表するグッタペルカも熱をかけながらゆーっくり剥がせばきれいに剥がれてくれます。
ですが、、国産カメラの2眼レフなどでよく使われているうすーい樹脂(偽グッタペルカ)のようなものはどうやっても綺麗に剥がす事ができないものがあります。たまに熱をかけて剥がすのですが、結局かけてバリバリになるのでうまく剥がれません。。。
(誰か綺麗に剥がす術を知っている方いたら教えてほしいですたらーっ(汗)
先日やったカメラも
P1050607.JPG
剥がすというより削る感じで結局こうなっちゃうんですよね。
P1050606.JPG
削り粉たち。。
もうこうなったら貼り直しができないので下紙の型を作って皮を切って微調整してという書くのは簡単ですがちょー大変な作業が待っています。上のカメラではさらに染色もしなきゃいけないのですが、同じ色を作ることは厳しいので近い色で染めることになります。
国産一眼レフで値段も低めなので修理代は安いよね?という方もいらっしゃるかと思うのですが、この革制作を考えると実はローライフレックスなどより手がかかることが多いのでそこそこちゃんとした値段をいただくのです。
ここまで愚痴っぽくなっちゃいましたが、来たものはちゃんとやるのでご安心くださいわーい(嬉しい顔)
え?上のカメラの完成したもの見せろって?



すいません撮り忘れましたふらふら
posted by さとし at 18:37| Comment(0) | 修理